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「玉つぎ」もとい「焼継」


「玉つぎ」と記憶していたけれど検索で出てこない。 「焼継」で幾つかヒットする。 壊れた磁器の断片を溶けやすいガラス粉を挟んで 800度前後の熱で焼いて接着する方法です。 ガラス粉は「白玉」と呼ぶ団子に丸めて挟むから接着面は 隙間ができる。この隙間を別の材料で埋めなくてはならない。 実物を見ていないけれど均一に接着された写真もある。 炉で熱したとすると、ずれずに原型通り接着するには相当上手な 技術が必要だ。江戸後期に1790年ごろ以降には京都辺りから 江戸に伝わって多くの職人が居て、かなりの数が修理されたと される。この時期は浅間山噴火、飢饉などが重なって寛政の改革が 行われた時期であり、武士や庶民の間で磁器などの焼物は貴重品で あったから使用に耐えるほどの修理でも問題はなかったのかもしれない。 (写真は新宿区のHPから)

「玉つぎ」と記憶していたけれど検索で出てこない。 「焼継」で幾つかヒットする。 壊れた磁器の断片を溶けやすいガラス粉を挟んで 800度前後の熱で焼いて接着する方法です。 ガラス粉は「白玉」と呼ぶ団子に丸めて挟むから接着面は 隙間ができる。この隙間を別の材料で埋めなくてはならない。 実物を見ていないけれど均一に接着された写真もある。 炉で熱したとすると、ずれずに原型通り接着するには相当上手な 技術が必要だ。江戸後期に1790年ごろ以降には京都辺りから 江戸に伝わって多くの職人が居て、かなりの数が修理されたと される。この時期は浅間山噴火、飢饉などが重なって寛政の改革が 行われた時期であり、武士や庶民の間で磁器などの焼物は貴重品で あったから使用に耐えるほどの修理でも問題はなかったのかもしれない。 (写真は新宿区のHPから)


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